経口避妊薬のゲスターゲンでカンジダ膣炎を繰り返す?

カンジダ菌は真菌の一種で、約10%の女性の膣の中に存在し、皮膚、腸、口の中でも検出されます。保菌率は、妊婦で約30%、妊婦以外の女性で約15%です。通常は症状はなく、何らかの原因によって異常に増殖すると、白いカッテージチーズ状のおりものが増加し、膣や外陰部に強い痒みを感じます。
カンジダが異常増殖するのは、抗生物質を使用するなどして、膣内にある乳酸菌の一種ラクトバチルスが減った場合や、疲れやストレスなどで身体が弱っている場合などです。
この他、生理前後にカンジダ膣炎の症状が現れるケースもあります。生理前には黄体ホルモン(ゲスターゲン)が減って、膣内が酸性になるのですが、カンジダ菌は酸性を好むためです。また、常にゲスターゲンが大量に分泌される妊娠中や、エストロゲンとゲスターゲンで擬似的に妊娠状態を作り出している経口避妊薬の服用中にも、カンジダが増殖します。経口避妊薬を服用していて、治療をしても繰り返す場合には、食事の栄養バランスを整えるなどして、身体の抵抗力をつけて様子を見ますが、改善しないようなら、一旦経口避妊薬の服用を中止します。
抗生物質は、化膿止めや膀胱炎、風邪、歯の治療などでも処方されることが多いのですが、服用後にカンジダが増殖して発症することがあります。また、花粉症や喘息でステロイドホルモン剤を使うと、免疫機能が抑制されて発症しやすくなります。
抗真菌薬の膣錠などで治療し、治療期間は6日間が目安です。婦人科や産婦人科を受診して、相談するとよいでしょう。膣剤は、もれを最小限にとどめるために、就寝前に使用します。治療が終了するまでは、パートナーに感染させないためにも性交渉は避けます。

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